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Python初心者必見!PEP 8スタイルガイドの詳細解説【2024年最新版】(第2部)

目次

はじめに

前回の記事では、PEP 8の主要なガイドラインについて詳しく説明しました。

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Python初心者必見!PEP 8スタイルガイドの基本と重要性【2024年最新版】(第1部) PEP 8はPythonのスタイルガイドで、コードの美しさと読みやすさを保つための重要な規則を提供します。この記事では、PEP 8の主要ガイドラインについて詳しく解説し、良い例と悪い例を示しながら、実践的なコーディングスタイルを学びます。次回はその他のPEP 8のガイドラインについても触れます。
ぬーい

第一部のほうが重要なので、そちらを先に覚えましょう!

今回は、PEP 8のその他の重要なガイドラインについて解説します。

これらのガイドラインを理解することで、Pythonコードの可読性と保守性をさらに向上させることができます。

PEP 8の追加ガイドライン

波括弧/ブラケット/括弧の位置

波括弧 {}、ブラケット []、括弧 () は、開くときに前の文字と同じ行に置きます。

複数行にわたる場合、閉じる括弧は内容と同じインデントレベルに置きます。

括弧の直後にはスペースを入れず、引数や要素の間にスペースを入れます。

値は、開く括弧の次の行から始め、インデントを揃えます。

# 悪い例1
my_list = [1, 2, 3,
           4, 5, 6
           ]

# 悪い例2
my_list = [
    1, 2, 3,
    4, 5, 6
           ]

# 悪い例3
my_list = [
    1, 2, 3,
    4, 5, 6]

# 良い例
my_list = [
    1, 2, 3,
    4, 5, 6
]

2項演算子の改行位置

2項演算子の前で改行するのではなく、後で改行します。

これにより、演算子が次の行の先頭に来ることで、コードの構造が明確になります。

# 悪い例
result = (some_variable
          + another_variable
          - yet_another_variable)

# 良い例
result = (some_variable +
          another_variable -
          yet_another_variable)

複合文と短い文

複合文(複数の文を1行に書くこと)は避け、ifforwhile文の後に短い文を1行で記述することも避けます。

これにより、コードの可読性が向上します。

# 悪い例
if condition: do_something()
for i in range(5): print(i)

# 良い例
if condition:
    do_something()

for i in range(5):
    print(i)

インラインコメント

インラインコメントは、コードの右側に書かれる短いコメントです。

これらは控えめに使用し、コメントとコードの間に少なくとも2つのスペースを入れます。

x = x + 1  # インクリメント

関数やメソッドに渡す引数

関数やメソッドに渡す引数は、可変オブジェクトをデフォルト値にしないようにします。

また、キーワード引数を使用して可読性を向上させます。

# 悪い例
def append_to_list(value, my_list=[]):
    my_list.append(value)
    return my_list

# 良い例
def append_to_list(value, my_list=None):
    if my_list is None:
        my_list = []
    my_list.append(value)
    return my_list

return文の書き方

return文は、値を返す際に括弧を使用しません。

値を返さない場合は、returnの後に何も書かないか、return Noneを使用します。

# 悪い例
def my_function():
    return (x)

# 良い例
def my_function():
    return x

# 値を返さない場合
def another_function():
    return

# 値を返さない場合2
def another_function():
    return None

PEP 8以外の主要なPEP

  • PEP 20: Zen of Python
    Pythonの設計哲学を簡潔に表現した20の指針です。
  • PEP 257: Docstring Conventions
    ドキュメンテーション文字列(docstrings)の書き方に関するガイドラインです。
  • PEP 484: Type Hints
    型ヒントの使用方法を定義しています。型ヒントを使用することで、コードの可読性と保守性が向上し、IDEの補完機能も強化されます。

まとめ

PEP 8のガイドラインを理解し、実践することで、Pythonコードの可読性と保守性を大幅に向上させることができます。

これらのガイドラインは、コーディングスタイルの一貫性を保ち、チーム開発における効率を高める重要な要素です。

初心者の方は、これらのガイドラインを日々のコーディングに取り入れ、Pythonプログラミングスキルを向上させていきましょう。

次回は、PEP 8以外の重要なPEPについても解説します。

引き続き、Pythonのスタイルガイドを学んでいきましょう!

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